『真田丸』オープニングその② 備中松山城その②
昨日の続き、備中松山城です。また後ほど紹介する竹田城も山頂にあり、霧に包まれた風景が幻想的ですが、この備中松山城もなかなかです。この城に雲海が掛かっているところを想像してみてください。
さてさて、大手門を抜けて登っていきます。ここは真田丸のオープニング(OP)で城門が開くところで使われていますね。
で、この上から大手門の方を見下ろしたところ。人が上がってこられたので、大手門の大きさがわかります。この上に櫓門があったわけですからねえ。上からの攻撃は半端ないです。
大手門を上がり、さらにその上の段に上がります。ここまで送迎バスを下ろされた峠から急坂を1km弱ほど登って大手門に到達した後、 この階段続きはへとへとになりますね。皆さんお疲れモードw
興奮気味に写真をバシバシ撮っているボクは疲れているんですけど、興奮が疲れを上回っていたのか、大して疲れていません。
この辺で雰囲気が変わったのを感じます。いよいよか!?
来たーっ!!
大手門から上がってきて広場の向こうについに天守閣が見えてきました。
外から見上げると、天守の位置は高いですが、天守自身は二層っぽいですね。この上の段には200円を支払って入ります。お金を徴収している方って、毎日、あの坂と階段を登ってくるのかしらん?
この見上げる角度はなんとなく真田丸OPに似ていますが、OPに出てくるのはこの天守の横側です。ドローンか何かで撮影したとのことで、あれこれ場所を探してみましたが、「たぶんここだろうな」という場所はわかったのですが、同じ光景を撮影するのは無理でした。
いよいよ中に入ってみます。
この辺は最近改修されたようです。竹田城ほどではありませんが、ここも結構人気があるようです。真田丸効果もあるらしい。
うむ、年季が入っています。さすがに本物です。石垣もそうですが、こんな山のてっぺんに、車や重機もない時代にこれだけの木材を運び上げるのですから、当時の苦労が忍ばれます。
さすがに梁がでかいですw
はしごのような階段を登ります。昔の人はあんな着物でこんな急な階段を上り下りしたんですからねえ・・・。再建城は安全や強度を考慮してもっと緩やかで踏み板も広く取られています。まあ、その方が上がりやすいのですが、ボクとしては当時と同じのように再建してほしいところです。
こうして見ると、天井がすごく高いのがよくわかりますね。理由があるのですが、今から考えると暖房効率わるそうだなあ、と小市民なことを考えてしまいますw
天守最上階です。外から見えたとおり、二層です。1階と比べるとかなりこぢんまりとしています。
がっちりと太い梁がクロスしています。
外を見ると、城下町を見下ろすことができました。うむ、ニワカ城主になった気分です。右側の木をもう少し伐採すると、市街地が一望できそうです。天守はそれほど高いわけではないんですが、山頂に建っているので見晴らしは抜群です。山頂に至る道はこれまで紹介したように、大手門などでガッチリと守られていて、まさに難攻不落なんでしょう。しかし、山頂なので、大手門を突破されると水の入手が大変そうですが、ちゃんと対策は講じられています。裏手に井戸があるのです。しかし、こんな山の上でちゃんと水が出るんでしょうか?
ということで、備中松山城でした。もともと城好きなので、現存天守にはすべて行ってみたいと思っていました。なので、真田丸とは関係なくても来たと思います。でもまあ、大手門の写真の枚数が激増したのは真田丸のせいだとは思いますがw
機会がありましたら、ぜひ訪れてほしいお城でした。