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ぽちぶろぐ

真田氏、万年筆、灯台など興味あることを徒然に書いてみます。

『真田丸』終了記念 安居神社

 真田ロス、になるかと思ったんですが、意外とすんなりと受け入れられています。まあ結末はわかっていたし、どう表現されるか、という視点で見てしまったからかもしれません。ドラマ中では幸村が佐助と最後を迎えたところは神社であることははっきりしていました。明らかに安居神社を意識しています(当たり前かw)。セットの関係でしょうか、少し狭い感じでしたが、実際の安居神社は大きな神社ではありませんが、それなりの広さを有しています。

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安居神社の参道は松屋町筋に面しています。周辺はすっかり宅地となっていますが、当時はもっとひっそりした神社だったのでしょう。

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参道を進むと神社へ登る山道に。この門は16時まで解放されています。

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階段を登り切ると安居神社の境内に出ます。正面から見たのが一枚目の写真です。

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以前もちらっと紹介しましたが、安居神社は主祭神少彦名神菅原道真公です。もともとは少彦名神のみだったのですが、菅原道真公が左遷されて都落ちになる際、ここに立ち寄って休まれた、という縁から奉祀されたとのこと。少彦名神も医術・薬学の神様ですので、学問の神となった道真公とは相性がよかったのかもしれません。安居神社は安井神社とも書くのですが、道真公が安んじて居たという故事から安居となったという話もありますが、はっきりしないようです。

 そして安居神社の境内には・・・、

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『幸村公討ち死にの地』があります。ここでは信繁公ではなく幸村公としておきます。

もうこの辺からやばい・・・。

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酒好きだった幸村公にたくさんの日本酒が供えられています。実際は酒でも焼酎好きであったことが文献から明らかになっています。

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そして碑の横には有志による幸村公の像が置かれています。安居神社の松の根元で休息されているところを象ったものとのこと。

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碑と像の後ろには『さなだ松』という札の立てられた古い松があります。そう、この松にもたれるように幸村公が休んでおられたのです。松の後ろには年中青白の浅黄幕が掲げられています。浅黄幕(青白幕)は仏教の鯨幕に当たり、神道の葬儀などの折に使われます。年中、幸村公の最期を悼んでいるわけです。もうこの辺でティッシュとハンカチのお世話になっています。地面をそっと触れてみました。

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幸村公の像は姿絵からすると凜々しいですが、他の二枚目で背の高い像などと比べるとかなり実際の背格好に近いと思います。前に立って像を見つめると、400年の時を超えて幸村公に対面しているようです。手甲の六文銭に触れ、膝に手を当ててみます。この像は「どうぞ、触れてください」となっていますので、誰もが触れるのでしょう、手や膝はつるつるしていました。

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しばし、幸村公と対面していました。夏に訪問したときにはじっとしているだけでも汗が噴き出すような暑さだったのに、なぜか、しん、とした閑かさがあります。蝉しぐれの中なのに、不思議な気分です。ここに来ると、嬉しくて哀しくて、そして去りがたい気分になります。

 後ろ髪を引かれつつ、安居神社を後にしました。

 

今は『真田丸』のおかげでかなり参拝客も増えたようです。僕はちゃんと参道を登ってきましたが、国道25号線側、ちょうど道を挟んで一心寺の向かい辺りから境内に入ることができます。こっちは高低差がなく、楽に参拝できますが、やはり参道を上がってほしいですね。