ぽちぶろぐ

真田氏、万年筆、灯台など興味あることを徒然に書いてみます。

今年一年を振り返って

いよいよ今年も残すところ、あと一日。というか、これを書いている時点ではもうほとんど残りはないんですがW

 今年は何と言っても真田ファンにとっては『真田丸』の一年でした。やっぱり大河ドラマの影響ってすごいなあ、と痛感させられましたね。僕自身は真田丸が放送されるよりもずっと以前から真田ファンだったので、真田丸があったから急にどうこうというわけではなく、真田町や上田、松代、九度山、大阪などの訪問もやっていました。ですが、真田丸から派生するイベントや施設、特別公開、展示会などが目白押しで、三十年前の「真田太平記」以来の盛り上がりだったことは間違いないところです。

特に展示会があったことは喜ばしいことでした。4月29日から始まった両国の江戸東京博物館真田丸特別展はよかった。なかなか普段では見られない展示物が一堂に会したわけですからね。取り分け感動したのは福井県の孝顕寺にあった真田地蔵の展示でした。この真田地蔵は信繁公を討ち取ったとされる西尾仁左衛門菩提寺であった孝顕寺に信繁公の御首級を埋めた首塚があったようです。ただし、真田関係者がこの信繁公の首級を取り戻しにくることをおそれて寺のどこに埋めたかは秘密とされました。実際に孝顕寺に行ってみましたが、それらしい塚もなにもありません。しかし西尾氏は信繁公の供養として首塚に真田地蔵を作ったのです。信繁の祟りを恐れたためかもしれません。この真田地蔵は現在では福井市立郷土歴史博物館に保管されています。通常は展示公開されておらず、特別に申請があれば見せていただくこともできるということでした。その真田地蔵が真田丸特別展で展示されていたのです。特別に申請ってどうやるのだろうと思っていたのでまさに渡りに船でした。このようになかなか目にできないものを拝見できる展示会は真田丸のおかげだったわけです。他にも珍しい展示品や遠くまで行かなければならないような品も多くて喜ばしいことでした。そのおかげで。一度目は14時ごろ入場したのですが、半分ほど見たところで閉館の17時になってしまい、17時半に会場から出されてしまいました。w

結局、真田丸特別展には4回も行ったという。ww

初回(4/29)は比較的すいていましたが、だんだんと多くなり、6月に行ったときにはかなり混んでいて、真田丸人気を伺うことができました。

ただ、以前のブログでも取り上げましたが、真田氏に関連する施設では必ずしも真田丸放送を諸手を挙げて歓迎しているわけではなく、むしろ「一日も早く終わってほしい」と望むところもあって、人気が出ることはよいことばかりではないようです。

実際、以前は御朱印など丁寧に対応していただいたところも、あまりに訪問者が増え、かつ礼を失するような人も多くて、とうとう御朱印をやめてしまったところもあったようです。御朱印専門の方を置くような、大きなお寺や観光に対応したお寺であれば、それもいいのかもしれませんが、真田丸紀行等で紹介されたお寺はその地域の”お寺”ばかりでしたから、あまりずうずうしいのはどうか、と思います。そんな人がいただいた御朱印を大切にするとは思えませんしね。

何にしても今年は真田丸の年でした。来年はボク自身は変わらないと思いますが、真田関連はイベント等がなくなって少し落ち着くでしょう。上田の渋滞は少しは解消するでしょうし、ホテルの満室も減るでしょう。僕にとってはありがたいところですが、活気という点では寂しくなりそうです。日本人はブームに乗りやすく、冷めやすいところがありますからね。それでもこれまで真田氏やそれに関連した施設を目にすることもなかった人が少しでも興味を持ってもらったのであれば、よかったのかもしれません。

さて、真田丸のことばかり書いてしまいましたが、来年は少し控えていた灯台やお城訪問も再開したいところです。

本年も残りわずかとなりました。

お世話になった方々、このブログを読んでいただいた方々に感謝します。

 

それでは、よいお年を!