良泉寺御朱印
本日の御朱印は真田町の良泉寺です。
良泉寺は矢澤家の菩提寺です。真田幸綱公の弟である矢澤頼綱公によって創建されました。ですので、地紋は六文銭で、このとおり、御朱印にも六文銭がばっちり押印されています。宗派は曹洞宗。真田家は基本的に曹洞宗で、妻や嫁いでいった娘達の菩提寺は曹洞宗以外の宗派もあります。もともとは広沢寺という小さなお寺でしたが、頼綱公が拡充して創建したとのこと。良泉寺のホームページには矢澤綱頼創建と書いてあるので、このころ(1580年)は『綱頼』と名乗っていたのでしょう。(矢澤頼綱は『綱頼』->『頼綱』->『頼幸』と名前が変遷しています)永楽通宝も押印されています。この地(上田市殿城矢沢)が矢澤氏が松代へ移った後、仙石氏による支配が及んだためです。
ちなみに、左の字は「大安山 良泉禅寺」です。下の石塔もそうなっていますよね。
この「ネ軍」は古い漢字なのか、それとも崩しなのかいまいちよくわかりません。でも調べてみると、ちらほら「ネ軍」が出てきます。ボクは一瞬、「褌(フンドシ)・・・??」と読んでしまいましたw「ネ」編と「衤(ころも)」編の違いにはすぐ気がつきましたが、「ネ軍」の漢字がピンと来ません。どなたか、ご存じの方、お教え下さい。
良泉寺山門。真田町のお寺は立派な山門があるところばかりです。禅寺の影響でしょうか。
そして本堂の屋根には光り輝く六文銭。
寺門が六文銭ですと、あちこちに六文銭があります。六文銭探しをするのも楽しいですよ。
六文銭以外に、瓦には三つ巴紋もありました。
矢澤綱頼夫妻のお墓もありますので、ぜひお参りしてみて下さい。
大安山良泉禅寺
長野県上田市殿城矢沢
宗派 曹洞宗